新しい環境に飛び込んだ4月。 一日中動き回って体はクタクタなはずなのに、布団に入ると目がパッチリ。 時計の音だけが響き、気づけば外が明るくなっている……。 そんな「春の不眠」に悩む人が増えています。 今回は、なぜ4月に眠れなくなるのか、そして明日を笑顔で迎えるための「眠りの整え方」をお伝えします。 4月に「眠りの質」が下がる3つのワケ 春の睡眠不足は、単なる疲れだけが原因ではありません。 1. 交感神経の「オーバーヒート」 新生活では、常に緊張感を持って過ごす時間が長くなります。 すると、活動モードの「交感神経」が過剰に働き、夜になってもリラックスモードの「副交感神経」にうまくバトンタッチできなくなります。 脳が「戦いモード」のまま布団に入っているような状態です。 2. 脳の「情報整理」が追いつかない 新しい仕事、新しい人間関係、覚えなければならないルール……。 4月は脳に入ってくる情報量が爆発的に増えます。 寝ている間も脳がその情報を処理しようとフル回転するため、眠りが浅くなったり、夢を多く見たりして、熟睡感が得られにくくなります。 3. 日照時間の変化と体内時計 春は日が長くなり、朝早くから明るくなります。 光の刺激は体内時計を左右するため、急な変化に体が追いつかず、睡眠のリズムが崩れやすい時期でもあるのです。 眠れない夜の「べからず」チェック 良かれと思ってやっていることが、実は不眠を悪化させているかもしれません。 「寝なきゃ!」と焦る(×) 「明日も早いのに眠れない」と焦ると、さらに交感神経が刺激されます。 眠れない時は一度布団から出て、温かい飲み物を飲んだり、本を読んだりして「眠気が来るのを待つ」のが正解です。 寝る前の「スマホチェック」(×) 新しい環境でSNSや連絡が気になる時期ですが、ブルーライトは脳に「朝だ!」と勘違いさせます。 寝る30分前には画面を閉じましょう。 今夜から試せる「眠りの儀式」 深い眠りを取り戻すために、脳に「もう休んでいいよ」というサインを送ってあげましょう。 「脳のゴミ出し」ノート 不安や明日やるべきことが頭を巡って眠れない時は、それを一旦すべて紙に書き出してみましょう。 脳の外に情報を出すことで、脳が「今は考えなくていい」と認識し、リラックスしやすくなります。 足首を温める 「頭寒足熱」という言葉通り、足を温めると深部体温が下がりやすくなり、自然な眠気が訪れます。 レッグウォーマーを履いたり、足湯をしたりするのも効果的です。 「筋弛緩法(きんしかんほう)」で脱力 布団の中で、両手両足にグーッと5秒間力を入れ、一気に脱力します。 これを数回繰り返すと、筋肉の緊張が解け、副交感神経が優位になります。 まとめ 4月の不眠は、あなたが新しい環境に一生懸命馴染もうとしている「心の緊張」の表れです。 「眠れない日があってもいいや」と少し開き直るくらいが、実は一番の安眠薬になります。 今夜は少しだけ自分を甘やかして、ゆったりとした夜を過ごしてみませんか?


