春の陽気に誘われて外に出た瞬間、あるいはデスクから立ち上がった瞬間、「クラッ」と視界が揺れたことはありませんか? 4月は、自分でも気づかないうちに体内の「コントロールタワー」が混乱し、めまいや立ちくらみが起きやすい時期です。 今回は、その意外な理由と、毎日をシャキッと過ごすためのポイントをお伝えします。 4月に「めまい・立ちくらみ」が起きやすい3つの理由 なぜ、この時期は足元が不安定になりやすいのでしょうか。 1. 血圧調整の「時間差」 春の激しい寒暖差に合わせようと、自律神経は血管を広げたり縮めたりして血圧を調整しています。 しかし、新生活の疲れが溜まるとこの調整が追いつかず、立ち上がった瞬間に脳へ送る血液が一時的に不足して「立ちくらみ」が起こります。 2. 「ふわふわめまい」とストレス 「自分の体が浮いているような感じがする」「雲の上を歩いているよう」……。 そんなめまいは、心身の緊張がピークに達しているサインかもしれません。 過度なストレスが内耳(バランスを司る器官)や自律神経に影響を与え、平衡感覚を乱してしまうのです。 3. 春の「水分不足」と低血圧 暖かくなってくると汗をかきやすくなりますが、まだ夏ほど水分補給を意識しないため、気づかぬうちに軽い脱水状態になりがちです。 血液の巡りが悪くなることで、脳への酸素供給が滞り、ふらつきの原因になります。 「クラッ」を未然に防ぐ3つのアクション 日常のちょっとした工夫で、不快なめまいを遠ざけることができます。 「スロー動作」を心がける 急に立ち上がる、急に振り返る、といった激しい動きは禁物です。 朝、布団から出る時も、まずは30秒ほど座ってからゆっくり立ち上がるようにしましょう。 体に「今から動くよ」と教える準備運動が必要です。 こまめな「水分補給」 喉が渇く前に、コップ一杯の水を飲みましょう。 血液の量を適切に保つことで、血圧の急激な変動を防ぐことができます。 「ふくらはぎ」を動かす 「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉を動かすと、下半身に溜まった血液を脳へと押し戻してくれます。 座り仕事の合間にかかとを上げ下げしたり、足首を回したりするだけで、立ちくらみの予防になります。 まとめ 4月のめまいは、あなたの体が「少しペースを落として」と呼びかけているサインです。 もし、ぐるぐる激しく回るようなめまいや、耳鳴り、激しい頭痛を伴う場合は、無理をせず早めに専門医(耳鼻咽喉科や脳神経外科)を受診してください。 まずは深呼吸をして、ゆっくりとした足取りで春の街を歩いてみませんか?


